有料老後施設 額縁の切断あと
【不具合状況】:内壁の配線工事の都合で額縁を切断して開口部を開けた
内壁の配線が通せないので、やむを得ず額縁を切断し開口部を作り通したそうです。
開口部の裏に板を入れ、切断した端材と板をビスで固定してある状態。
確認したところデコボコなので平らな面にする必要があります。
切断面とビス周りがデコボコで段差もある為、彫刻刀を使い周辺部分を切除し、溝を彫り込みます。
彫り込んだ溝には、強度を考え特殊な樹脂で埋めて固めます。
溝を埋めただけではデコボコです。表面も特殊な樹脂を盛付けて削り、均一な平面を作ります。
下地処理をし、細い筆1本で色合わせと木目を描き込み再現していきます。
周囲とのバランスを確認しながら自然な質感を再現し、仕上げにクリア塗装をして完成。