一般住宅 フローリング(レッドパイン)施工での不具合
【不具合状況】:フローリング材(レッドパイン)の欠損
見た感じは表面部分が欠けているように見えますが、実は、裏側の深いところまで欠損している状態。
欠けたり割れたりが無いよう特殊な樹脂を奥まで流し込んで固めました。実用強度も十分あると思います。
紫外線や経年の変色が考えられるので、そうなっても違和感が出ないよう木目模様や節目模様にして馴染ませ、表面に樹脂を重ねて保護処理をしておきます。※木目、節目は筆を使って描き込みます。
節の欠損は樹脂を埋めて固め、形を整えて節目模様を筆で描き込みます。
表面に樹脂を重ねて保護処理をしておけば耐久性も上がります。
問題点として、気温や湿度、空調などの環境変化により木材は伸縮するので、そうした動きにも影響されない 工夫が必要になります。しかしながら、絶対に大丈夫とは言い切れません。木材の伸縮、反りと言った動く力は計り知れないものがあります。
そして、紫外線や経年による変色のことも考えた対策も必要です。使用する特殊な樹脂は、人工物です。人工物は、変色をしません。
レッドパインは、節目が多いのも特徴なので、木目や節目にしておけば変色しても違和感は無いと思います。